軌道問題

 ミサイルでも鉄道でもなく、いわゆるレールです。それも、かなり狭い意味での。

 

 筆やら墨やら硯やらを扱っていますと、3番目か4番目ぐらいには「どこ所属ですか?」とか「先生はどなたですか?」とかいう質問が来るのはなんなのかとたまに思うのです。

 その気持ちがまったくわからんというわけではありませんが。

 

 影印本を隣に並べて、んーとかぶつぶつ言いながら書いているのもいいものです。

運び方

【前事情のざっくりとした説明】

 京王新線がアルミ風船でひどいことになり、fategoが緊急メンテナンスで、スクールデイズニコニコ生放送を横で流していた。

 

 

 一度にまとめて見るから、まあなんとかという面はあると思うわけで、これを10年前に毎週30分ずつ見ていたら、やってらんないこときわまれりであったろうと思うわけです。だからあれだけ盛り上がったというか集中したというか。

 さらには、こちら(今の私)はアニメの結末を知っており、元になったゲームの方にどういう話があったかもおおむね調べて知っているので、見方としてはどうやってあそこまで持っていくかという点が重くなります。

 こういうのが知識がついたことによるめんどうなところで、以前にtrue tearsのアニメを一度に見たときも、重要なシーンでカメラの切り替わりを頭の中で数えるとかやっていたわけです。無邪気に楽しめないのを残念がるべきか、裏側を推測できることを喜ぶべきか。

 

 で、まあ、原作ゲームの要素をほぼほぼ詰め込んで(これ重要)、あの最終回の山場まで運んでいく方法としては、うん、妥当だなぁと思ったのです。丁寧に進めたかと思えば、ばっさりと一瞬で済ませていたり、枠に収めている。

 それでもって最終回です。うん。

 最終回だけ持ち出せば色物です(ま、全体としても色物だろうとは思います)が、アニメは一本ですから、締めに相応のものが必要でしょうし、ただアニメ化しただけとなっては弱い。だから、あれ。

 血みどろ具合で言えばゲームの方はもっとひどいのがあるわけで。

 

 一つ前に書いた、サヤ師フィギュアについてのところでも書きましたが、適するものとか適させ方とか、向き不向きがあったりするわけで、やはりそのあたりの調整は難しい。

 

 

 

フィギュア、つづき

 

 

 立体物が難しいというのはすこしばかり言葉足らずであって、紙という平面に最適になるように描かれたもの、それもデフォルメ満載であるところのマンガのキャラクターを立体にしようという点からして難題であるわけです。

 どこかの誰かを全身くまなく計測して、それをもとにレーザーなり3Dプリンターなりに放り込んで完成ですというのとは話が違う。

 

 

 

フィギュア

 もうすでに一ヶ月ぐらい昔の話になってしまいましたが。

 

 『だがしかし』の遠藤サヤちゃんのフィギュアが出るというので、予約していたんですよ。

 ただ、調べていると、どうにも製造元がよろしくない……というか、製品がにんともかんともという評判ばかりなので、悩みつつも結局はキャンセルしたんですね。

 

 発売から数日後にアマゾンのレビューを覗いてみたら、なんともまあひどい有様でしたので、んー、キャンセルして良かったかと、なんともいえない気持ちになったものです。

 

 立体物というのは難しいのです。

 

 

DS、もしくは、まとまりがない

 これからの芸術家なりクリエイターなりは営業も経営もしなければならんという言説はほどほど多めに見かけるものの、研究者あるいは学術者に対してこれからの時代は営業も経営もできなければいけないというのはあまり見かけないか、見かけても異なる意見がそれなりに存在するので、各々で一度あらためて考えてみるのがよかろうと私は思う旨を記しておく。

ISOTに行ってきました

 ISOTとはなんぞやと申しますと「国際 文具・紙製品展」でございまして、最近、一部界隈で話題になっている、見本市だとか商談会でございます。

 

 で、ざっくりとした感想を。(気合いを入れたものはいつかどこかで書くかどうか)

 

・結構な数の業者は、マスキングテープで(表現はともかく)食いつなげているというのがよくわかります。見渡せばどこかにマステがある。

 

・というか、マスキングテープ、付箋、シールが「デコる」という行為の元に結果として混淆しています。境界はあってないようなものです。

 ついでに、デコるの号砲の元にスタンプも参加しています。

 

・で、そのスタンプ。美術館等においては、もう既に多数並んでいるそうで(私はあまりそういう所の売店を見ないもので知らなかったのですが)、イエロー、シアン、マゼンダの単色スタンプ3本セットで、フルカラー印影ができるというものがありました。

 おもしろいねと思いました。理屈は、インクジェットプリンタと同じですな。とはいえそれを実際に作っちゃうのがすばらしい。

 

・私が行ったのは最終日ですので、ま、出店している方々も、さあ、商談しましょうという雰囲気ではなく、雑談歓迎な感じです。

 で。

 当然、そういう催しですから、各小売りのバイヤーが物色やら商談やらに来るわけですが、某有名ライフスタイル雑貨販売店の色が安全っぽい方ではなく危険な方の人から、まぁずいぶんとな意見を言われましてねと愚痴られたり。

 あの製品使ってますよ、いいですねぇと言ったら、ちょうど応対してくださったかたが開発部の方でいろいろとあれやこれや伺えたり。

 楽しいものです。

 

・台湾のOEM系の方に、「これ、世界一書きやすいボールペン!」とサンプルをもらったり。

 楽しいものです。