「イリカ註釈」いろいろ 2

「えー、 嘘にもいろいろとございまして。

 まっかなのもあれば、言わないのもあるし、思いやりもある。

 なんでもあります。

 

……言わない嘘については、私がよく言及してきたので、ここでは省略。

 思いやり嘘(私が適当につけた分類名ですが)は、がんの告知とかを紛らわすようなたぐいのものです。

 

 ですから、あれはこれ、これはそれとはっきりわかれるわけでもない。全種類にべたーっと横たわっているようなものもある。

 

 今回は結果として、必要な嘘(もしくは、必要だと考えられている、とか、必要だとみなしていたい)になってしまったなぁと思っています。

 平たい言い方をすれば建前です。社会に必要*****嘘。

 必要という形容がくっついてしまっているので、まあ、だから、空気とか水みたいなものです。……

 

 あー、こわい、まんじゅうこわい

 こしあんもこわけりゃ、つぶあんもこわい。

 まんじゅうこわい、こわい。今度ぁ、お茶がこわい」