『嘘つきコルニクス』の話
諸事情あって(諸事情というものはつねに存在するものです)、ここのところwebの方では更新などをあまりしていませんでしたが、なんか近いうちにまたイベントがあるようなのでまとめて。
私が書いた物については、以前にも書いたのでそちらをご覧ください。
本全体についてあまり言及してこなかったのは、たんに他の方々についてあまり知らないので、不確かなことを書くわけにもいかず、不確かだけならまだしもおかしなことを書くわけにもいかず、ということです。
で。
それなりに知っているし読んだこともある霜月さんがいらっしゃるので、よし、書いておこう。そんな感じです。
そんな感じたぁどんな感じだといわれそうですが、物を整理していましたら霜月さんの短篇集が、なにかの間に挟まってしまっていて、ころっと出てきたのでふむと読んでいたのです。そして、そんなことをしているから整理が進まない進まない。
全体としては、ああ霜月さんらしいなあとしみじみします。
読んだ3篇ほどで、らしい部分を一言にすると、空気が重い、なのでしょうけれど、それはあまりに不精確で、どんよりとも陰鬱ともじめじめとも違う。
すかっとさわやかでないことは間違いないものの、なんでしょう。気圧というか密度というかが、絶妙なところに調整されている。そんな感じです。
で、霜月さんや他にもたくさんの方が書いているのが『嘘つきコルニクス』ですよということです。
文庫版 500ページ 1500円 です。
これら以外の、冊子についての詳細は下記サイトをご参照ください。
http://lying-cornix.jimdo.com/