物名、雑

 

     ぞうと打って雑が順位の高いところに出ないというのが同音異義と変換を駆使する言語のつらいところだと思います。辞書登録しなければ出ないということにはなっていないのがありがたい。  

    

    またぞろ古今集を読んでいます。季節だの恋だのが主流であることに異論はありませんが、近頃は物とか雑とかあたりが、たいへん興味深い。物名などは、部立てのとおり、名称を詠み込むので、なかなか曲芸に近い技巧歌がわんさかと載っている。

     雑もしかりで、「おたかくとまった古今集」というようなイメージを粉砕するに充分な歌が沢山ある。

庭と茶室

  顔真卿展の時にサイトを見ていて、庭園と茶室とがあるというのを知り、春の解放期間が来ていることを今日なにかのついでに知りました。

   ついでに、茶室を借りられるということも知りました。

   

   お茶に興味はあまりないのですが、句会にもと博物館から宣伝しているので、機会があれば使ってみたいところです。

    10人は集まらないともったいないので、なかなか日程を合わせるのが難しい。

   

    

一単語語法

 

   海外ドラマの配信を見ていると、わりとばんばんdammだのhellだの連発しているものだと気づきます、****。作り物だからとも言えますが。

   同様に、副詞一語の用法も数えていられない程度にはありふれています。みんなだいすき、exactlyほか。

      字幕において、 英日で訳した結果が、言われてみればその通りではあるものの、日英で自分が訳すとなったときに、その語や表現を選べるかというととても無理な部分がこのあたりだとあらためて思います。driveとかdeliveryとか。だって常用しない言語なんですから。

    

  

礫岩

近藤和彦『近世ヨーロッパ』山川出版社、2018

 

 

   世界史リブレットの一冊。ルネッサンス神聖ローマ帝国大航海時代産業革命など。

    Europa regina の絵を久し振りに見た。

   

    統治体制や国家の状態を「礫岩(のような)」と表現しまくっているので、たぶん著者の癖なのでしょう。4回までは数えましたが、気分としては一冊で10回ぐらい連発されています。100ページほどの冊子なので、まあ、多いと言えるでしょう。

万年筆と安納芋

  催事なので日本橋三越に万年筆を見に行ってきました。今シーズンのという点ではパイロットとプラチナの記念万年筆なのでしょうけれども、しかしあれらを普段使いにするならiPadを使い倒したほうがいいように思えてしまう。

   パイロットの蒔絵は綺麗ですよ、さすがとしか言いようがないです。ただ、私としては、あれは飾る物です。ついでに言えば、字幅の選択肢が合わない。

   ペリカンの方から聞いたところでは、流行というか実績というかでは、やはりFかMが実用という面でも売れるそうで。ノートとか手帳とかに書くためですね。

   

   隣で開催されている鹿児島物産展をふらふらと回って、芋焼酎とか25度の梅酒とかを試させていただく。おいしいけれども、まあしかし強い。試飲だから少量をストレートなのですが、それでものどがぴりぴりする。

   安納芋を買い込む。おいしい。