映画「アローンインザダーク」

 見た後に調べたら、どうも同名のゲーム(バイオハザード系統のゲームだそうで)を元に展開して制作された映画だという情報を得られましたが、どうなんだろうなというのが偽らざるところです。 

 

 最初は古代文明と「力」との接触というような進行をしていたので、インディージョーンズみたいなアドベンチャーかと思いました(分類が妥当か否かはともかく)。

 話が進むと、対エイリアン部隊による掃討作戦が繰り広げられたので、バトルアクションサスペンスかとフレームを改めました。

 なんとも微妙なトラップが出てきた時点で、これは良い具合にケリというかオチというかをつけられるのだろうかと気になりました。

 最後はアポカリプスものでございましたかという感想です。

 

 よく言えば松花堂弁当なのでしょうが、しかし、要素に比べて時間が短いのが一番の難点です。

 最初からアポカリプスで進んでいればもっとおもしろかったはずだと私は思いました。

 

 

 

映画「アサインメント」

 先日、所用で留守番をおおせつかっていた間にケーブルテレビを見たら、なんか見たことがあるような尋問拷問シーンだと思っていたら、なんと実際に見たことのある映画でした。記憶とはいいかげんなものです。

 マフィアの親玉に瓜二つの米兵(それが原因で尋問)が、厳しい訓練を経てなりすまし潜入工作という流れで、そこのおもしろさとつらさや悲哀が描かれます。

 

 昔見たときも今見ても、コンパクトに良く仕上がった映画だと思います。

 それはそれとして、主人公の指揮役のCIAが「クロッシングライン」のドルンっぽいなぁ、同じ人ならこの人はこういう役が似合うなぁとか見ている最中に思っていて、検索してみたら、キーファ・サザーランドの父、ドナルド・サザーランドだということを知って、びっくりしています。

 

どういうおいしさを求めるか


青井博幸『ビールの教科書』講談社、2019

 

 学術文庫にはたまにこういう類いの物が含まれるので、おもしろいというかなんというか。
 そもそもビールとはというところから始まり、ヨーロッパにおけるビール発展の歴史を記述し、日本のビールと業界と財務省とがあまり好ましからざる現状であるということを確認します。

 

 

負けられない戦い

 今日の王位戦

 確実に手堅く安全に詰ませられそうもないというところで、大駒3枚15点の利を生かして入玉模様に転換した判断は間違ってはいないでしょうし、もっと賞賛されてもいいと私は思うのです。今日負けたら、1-3で後がないので。

 

 負けられないのは防衛側も同じで、とはいえ、甘く見積もっても4点足りないという状態であれだけ指すのもどうかというのは、この1局のみを見るならば、そういう感想が出るのも然りではあるのでしょう。

 

 

隣の棚

 ヴェイユボンヘッファーとでは、私はヴェイユの方が好ましい。ボンヘッファーがダメということではなく、ヴェイユの方がシンパシーを持ちうるということで、その理由の一つにはヴェイユが少なくとも教会に属そうとしなかったことが確実に数えられます。集団(人が集まったもの全般)の害悪の記述でヴェイユを越える人はそうそういません。

けぶり

 風習はあちこちで異なるものですが、お盆はする相手と場所があるのなら、おおむね送り迎えをするものでしょう。

 

 昔(幼少の頃)はお墓(送りは家の前)でわら(厳密にはわらではないにしても、わらっぽいものはわらで通じるし、各々が文脈で認識できる)を燃やして火を付けた線香を持って歩いたものですが、火やら灰やらが大変だということでわらはなくなりました。線香だけ。

 今年は、迎えに行ったときに手間取ってもたもたしていたら、気付かぬうちに線香の煙やら灰やらをどっかぶりしたらしく、服を着替えるまで鼻の調子がおかしくて難儀しました。やれやれ。

 

朝顔

 今年は生長がすこぶる良好で、葉はもはや向こう側が見えぬ藪のようになりました。支柱のない場所へ飛び出た蔓たちは互いに巻きあって支えになっています。花の数も増えました。

 立派なものです。