2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

論理学届くにんじん

もちろん「論理学と毒にんじん」が元々意図していたものです。うっかり変換してしまってくすっとしました。 古典哲学を必修に、というような趣旨の文言を先日見かけて、気持ちはわかるけれどもそれはとてもまずいだろうし、それを言うなら記号論理学(初級)…

護教、愛国、ヴィーガン

>> 確かに、西洋中世の哲学は、日本においては馴染みのうすいキリスト教カトリック神学の本丸であるばかりでなく、煩瑣な概念の過剰、無味乾燥の極地である。そこでは伝統的見解が羅列され、繰り返しが多く、明確な主張もなく、結論となると、場合分けがなさ…

あらすじを読む

古谷利裕『虚構世界は何故必要か SFアニメ「超」考察』勁草書房 本書におけるSFの定義はゆるゆるなので身構えなくてもいいし、あらすじや設定の概要も充分なので、竹槍で突撃しても心配はいりません。 興味を引かれるアニメが目次に載っていれば、その部分だ…

ヨハネ福音書の話とGoogleドキュメントを利用した校訂作業と

かいつまんで説明すると、現行のヨハネ福音書には原著者(に近い人々)の文以外に、第二著者(に近い人々)の文が混在しており、それらの取り扱いやすいテキストデータを作った。という話です。 付加部分のメモを片手に読むこともできますが、まあどうせなら…

本メモ

ブログを分けていましたが、そこまでわけなくともいいかなと近頃思い始めましたのでこちらで。 ・石田光規『孤立不安社会』勁草書房 多摩市のコミュニティセンターの例が3件紹介されていまして、だいたいそんな感じでしょうなという認識とかけ離れてはいなか…