枝筆書庵

三糸ひかり

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はこもの

 本郷恵子院政 天皇上皇の日本史』講談社現代新書、2019
 

 近頃、なにかと話題の新書形態であり、これまた別の方面からもなにかと話題の天皇(家)についての本。院政と銘打たれてはいますが、それを理解するにはその前後を踏まえないと効果半減なので記述されている範囲は長いです。

 

 それにしても、摂関政治にせよ院政にせよ、そのシステムの理想的完成形が実現しても、それ以降の代で、理想から離れていくというのは、普遍の真理なのでしょうか。

 

 「大仏建立は公共事業」と今のネットではみんな二言目に言ってますね。間違いではないにせよ、もうちょっとそれなりの理由があることがわかります。

 

・雑なまとめ

 1.徴税の効率化によって富が増える。

 2.その富を流す先が必要。対象は流入させるに充分な規模が必要。寺社仏閣。

 3.かつ、出家した天皇家子女らにもとづく宗教界からの支援もまかなえる。

 

 「箱」が必要というのも、今も昔も変わらないことですね。

 文化が花開くのは景気が良いときですよ、ええ。