いろいろ

ヴェイユ『神を待ちのぞむ』について

 河出書房から「須賀敦子の本棚」という池澤夏樹監修のシリーズが刊行されていて、それぞれおもしろいです。

 その案内の中に、新訳でヴェイユが6月刊予定とあったので楽しみにしていたのですが、いつまで経っても並ぶ気配がないので調べてみたら、来年2月末予定になっていました。

  

・ウンベルト・エコ『現代「液状化社会」を俯瞰する』而立書房、2019

 週刊誌に掲載したコラムを編んだものだという性質や、事前の期待が高すぎたという要因もあって、かなりがひどくつまらない。少なくとも、一番おもしろかったのが付論扱いの「禅と西欧」でした。

 時事は、そのときどきでないとチューニングが合わないし、時間が経ったら合わせるための労力ばかり。そんなところが理由でしょう。

 

・儀式前から中継を映していまして、来賓の移動とか警護とか、裏方の手筈はまったく途方もないことだとしみじみ思います。