アメリカンなドラマ作法
アマゾンプライムの無料体験のPR画面で、うっかり「はい」を押下したがためにAmazonビデオを見まくっていた時期がありまして、その時に「パーソンオブインタレスト」というドラマシリーズを見ました。
監視社会とデータ解析の進展で、事件に巻き込まれる人々を「マシン」が弾き出して、有志の面々が事件を未然に防ごうとする、あるいは解決するというドラマで、とんでもなく乱暴な言い方をすれば、NY版水戸黄門式勧善懲悪アクションドラマです。拳と銃と爆発。
4.5シーズン(あちら基準なので1シーズンはだいたい25話。0.5というのは、たぶん、第5シーズン途中で打ち切りらしい感じで話数が半分)。
2-3シーズンあたりまでは、まあ、好みはありましょうが、面白いのですが、3-4シーズンあたりから風呂敷が拡がりすぎて、当初とは別物みたいになってしまっているように感じるので、ところどころ掻い摘まんで。
おおむね一話完結を繰り返す中で、徐々にレギュラー陣の変化と掘り下げが行なわれつつ、もう少し大きなタームの話が進んでいくという、教科書に則ったような進行なので、その意味でもおもしろいかと。
別の方面でのツッコミ(あんた本当に元CIAなの? とか)はあるものの、登場人物はそれぞれに立っているのでそちらも。
風呂敷が拡がりすぎる最大の要因と思われるのは、「マシン」システムを(言うなれば)悪用したい組織が登場して、テーマがそちらの方向に移行してしまうというところ。こういうのは、一話完結式ではちょっと扱いづらい。
悪用されるもう一つのシステムが「サマリタン」で、その首謀者が「Mr.グレア」というのは、あちら流のスパイスなのでしょう、たぶん。
(サマリタン=サマリア人、慈善行為)。
ペンクリニックの話
なんだかんだで初めて行ってきたのでちょいちょいと。
まだ行ったことがない人向けの情報として話をした中で役に立ちそうなのは、
・インクとか抜かなくていいので、普段使いのままでいい。なんなら使っているノートも持っていく。(インク周りのことはインクが流れていないと判断できないので。ノートは、特に字幅とかの場合はあった方がいい。)
ぐらいでしょうか。
あとはまあ、躊躇する必要はないです。なにかあれば気軽に持っていって問題なし。靴に入った砂粒をちょいちょいと落とすぐらいの気持ちで。そんなものが入っていたら快適に歩けないのと同様に、不具合はない方が書きやすいに決まってます。
ちなみに、2本持っていきました。
1.書いている時になんか引っかかる、あとうるさい。
→余計な出っ張りをちょっと研いで完了。
2.他と比べて書き始めのインクが出にくい。
→ペン先がちょっと開きすぎているので狭めて完了。
程度の軽いありがちな事象だったのであっさりと終わりました。原因もまあ予想通り。
白い影
シュミンケのマスキングインクのデモンストレーションで試してきた物の一部。
これだけでも、なんとなくそれなりにいい感じを漂わせることが可能っぽい感じ(えらくふわふわとした物言い)なので、きっと使い方次第で思いもよらないものができあがるのでしょう。
標題
これからは標題は自分で書かないといけないかなということを、ここ数日考えていました。
文字のバランスというのは、まあ、難しいもので、文字単体と語句程度のかたまりと文章とでは、異なる(少なくとも、やたらと豪勢な文章は読みにくいでしょう)ので、どうしたものかなとぐるぐるしているあいだに、反古が増える。
増えてもすんなりと決まればなにも問題はありませんが、三日ぐらいたたないと結論が出なかったりするのでなかなか難しい。
思い立ったが
我らがSakiの”When William Came”を掻い摘んで読んでいたら、思っていた程度をこえておもしろいんじゃないかという気がしてきたので、今更ながら訳してみようかと考えはじめました。
万年筆とかいろいろ 20180402
ここ数日は京都高島屋のお人形の話で、ドールの方々が大騒ぎになっております。
限定品というのは面倒な物です(すさまじくざっくりとした包括)。
万年筆界隈の方たちは3月に催事がいろいろとあるので、またちょっとした騒ぎです。
それとは別に、ツイッターで万年毛筆が話題になってました。
結論としては、呉竹の万年毛筆にプラチナのカートリッジを挿せます。自己責任で。
このように。
各種万年筆インクが筆ペン感覚で使えるようになるというのが肝の、いわゆる魔改造(改造?)ですな。
……と言っても、墨も筆も使う人間としては、水筆に入れるとか、小筆を山と用意するとかでもいいんじゃなかろうかと。
黒を挿したのがよくなかったのかもしれませんな。濃さが中途半端でいけない。
呉竹と言えば、夢銀河の京都オパールが綺麗です。どぎついと言えばどぎついのですが、綺麗なのでいいでしょう。