2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

百科全書、サド、アントワネット

キャロリン・パーネル、藤井千絵(訳)『見ることは信じることではない 啓蒙主義の驚くべき感覚世界』白水社、2019 当時の文化や世界認識についての本。なお、軽め(重め?)の18世紀ヨーロッパトリビア集に擬態しているとも言えます。それ目的で読んでも楽…

チーズケーキ

先日ほぼ初めての喫茶店で食べたチーズケーキがおいしかったです。チーズケーキらしさを排除しつつ、しっかりとチーズケーキであるという素晴らしいものでした。 コーヒーもおいしかったので、また行ってみようと思っています。

朝顔の茎

紐をかけたほうがいいのかどうか難しいところだった茎が今日の強風で曲がってしまいました。

朝顔

朝顔を育てています。育てているというか世話をしているというのが適切でしょう。竹やら麻紐やらをせっせと用意する。 ことしは天候がよかったのかなんなのかはわかりませんが、低いところは小さなジャングルのようになってしまい、上へと誘導したら私の背丈…

古代ギリシャ

マッシモ・ピリウーチ、月沢李歌子(訳)『迷いを断つためのストア哲学』早川書房、2019 早川書房については、ミステリーだとかSFだとかをまず第一に思い浮かべる人が多いでしょう。その次に来るのが、主に自然科学系一般向け翻訳物群だと思います。これは哲…

ユーザーインターフェイスの話

ブラウザ版のUIがとんでもなく使いづらいという声が多く聞こえたので、どんなものかと触ってみれば、まことに使いづらい。どこもかしこも同じさえずりばかりなのも納得です。 3カラムにしておきながら、それぞれのサイズバランスが珍妙すぎることが使いづら…

句歌かくかく

上野貴子、江畑哲男『違いがわかるはじめての五七五俳句・川柳上達のポイント』メイツ出版、2017 俳句と川柳。 川柳はともかくとして、俳句はなかなかに短すぎて苦労するというのが私の立ち位置です。季語がね。 千種創一『砂丘律』青磁社、2015 短歌。 裏表…

燎原の火

>> ところが、現実はまったくそれと逆のようである。戦後一時期燎原の火のごとき勢いで日本史ブームがおとずれ、そのなかで大発行部数を持つ啓蒙書が流布されたが、これらを含めて歴史書の田沼意次(父子・兄弟)に関する部分を見ると、前記のような配慮が…