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福島直恭『訓読と漢語の歴史[ものがたり]』花鳥社

学習院女子大の研究刊行助成で出ている本。その割には、かなり一般向け記述。 次の4点を細かく砕いて丁寧に記述している本と総括していいはず。ちょっと丁寧すぎるとも言える。 ・文字は言語ではない。 ・翻訳と訓読は異なる。 ・訓読文は(古代漢語ではなく…

トレンドなムーブメント

20190828-1111の期間に、乃木坂は新美術館で「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」という企画展示がありまして、観に行きました。 解題付きの展示品一覧が掃除をしていたら見つかったので読んでみたら、 ・実際には存在しないものを見たと認識してしま…

 1/19 文学フリマ京都

1/19 文学フリマ京都 【す-06 ギルドてすさび】 https://bunfree.net/event/kyoto04/ いろいろ用意はしていましたが、都合により私は在席しないので、小物やら私単独の冊子やらはありません。 vol.1とvol.2があります。 vol.2の内容は以前書いた紹介の写しが…

ブロッコリー

ブロッコリーをお裾分けでいただきまして、さて切ろうかと袋から取り出してまな板に載せたら、これがまあ、まったくもって、絵に描いたようなブロッコリーではありませんか。これぞブロッコリーという姿。切るのがなんとなくもったいないと思うぐらいに。

昼下がり

ややかための本を一冊、ざっくりととはいえ昼すぎから夕方までで読むと、まあなかなか疲れますね。

シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』岩波文庫

少女終末紀行の作者さんがツイッターにこの表紙カバーのワンカットを投稿したのを目にして、読んだ記憶がないのはなぜだろうと気になり、半日ほど考えた末に、『重力と恩寵』だからだと気がついて、徒労感を覚えました。 カバーに記されている「絶え間なく人…

11/24 文学フリマ

11/24 文学フリマ 【キ-30 ギルドてすさび】 自分が書いた物についていくつか説明というか紹介というかをしておきます。 題字とカットをかいていますので、トレンドに棹さした私なりのゆるいイラストもお楽しみください。 ・地に足がつかない 第三回 道具そ…

ゆずをもぐ

柚子というのはおもしろい植物で、その実は青かろうと熟していようと使えます。柿はそうはいかない。 さらにあの棘があるために極めて扱いづらい。すごく扱いづらい。なにがすごいって実が膨らんでいくにつれて自身の棘に突き刺さっていく。見ている方の心持…

『方形の円 偽説・都市生成論』

ギョルゲ・ササルマン『方形の円 偽説・都市生成論』住谷春也・訳、東京創元社、2019 50ページほど読み進めて、なんとなく見知った古くささだなと思いました。悪い意味ではなく、既視とか既知とかではあるものの思い出せない感覚。カバーの著者紹介を見れば…

11/24 文学フリマ 配置

場所が決まったようです。 【2019/11/24(日) 第二十九回文学フリマ東京】 出店名 ギルドてすさびブース キ-30 イベント https://bunfree.net/event/tokyo29/ (於 東京流通センター 第一展示場) 去年に引き続き、主に次のようなもの4つを書きました。 ・地…

いろいろ

・ヴェイユ『神を待ちのぞむ』について 河出書房から「須賀敦子の本棚」という池澤夏樹監修のシリーズが刊行されていて、それぞれおもしろいです。 その案内の中に、新訳でヴェイユが6月刊予定とあったので楽しみにしていたのですが、いつまで経っても並ぶ気…

レイ・ジャッケンドフ『思考と意味の取扱いガイド』

レイ・ジャッケンドフ『思考と意味の取扱いガイド』岩波書店2019 一通り読んだだけなのであまり深いことは言えない(せめてじっくりともう一回ぐらい読みたい)ので、真ん中あたりでわかりやすくおもしろいところのメモを。 p152-153 ・「実際、視知覚は言語…

『進撃の巨人』 その2

話題になっている物を見ていたり、とりあえず飛び乗ってみたりすると、おもしろいものを垣間見られる(*1)のがいいところです。 「エレンポイント」概念を見ることができたのは良かったと思います。派生でユミルポイントまで出てきたではありませんか。おも…

『進撃の巨人』

『進撃の巨人』 せっかくの機会ですから読んでみました。 連載開始時、女型巨人登場時、ミカサヒロイン時あたりに読者の方々が盛り上がっていたのが記憶にあります。それぞれ、「なるほど、巨人か」「男がいれば女もいるのか」「おー、盛り上がってるねぇ」…

トム・ニコルズ『専門知は、もういらないのか』高里ひろ・訳、みすず書房、2019

読み終えて思い返せるポイントをぶっこ抜くと、 ・「左利きの殺人鬼は証拠だが、右利きの殺人鬼は例外」 ・間違った民主主義(専門家の意見も素人の意見も等価なひとつの意見である、など) ・証拠がないことが証拠(陰謀論の柱。反証性という要素) ・専門…

映画「アローンインザダーク」

見た後に調べたら、どうも同名のゲーム(バイオハザード系統のゲームだそうで)を元に展開して制作された映画だという情報を得られましたが、どうなんだろうなというのが偽らざるところです。 最初は古代文明と「力」との接触というような進行をしていたので…

映画「アサインメント」

先日、所用で留守番をおおせつかっていた間にケーブルテレビを見たら、なんか見たことがあるような尋問拷問シーンだと思っていたら、なんと実際に見たことのある映画でした。記憶とはいいかげんなものです。 マフィアの親玉に瓜二つの米兵(それが原因で尋問…

どういうおいしさを求めるか

青井博幸『ビールの教科書』講談社、2019 学術文庫にはたまにこういう類いの物が含まれるので、おもしろいというかなんというか。 そもそもビールとはというところから始まり、ヨーロッパにおけるビール発展の歴史を記述し、日本のビールと業界と財務省とが…

ユディト記について

書いておかざるをえない。 ユディト記は旧約聖書(外典(続編))に含まれます。 ネブカドネツァル(ユディト記ではアッシリアの王)が自身に従わない地域の制圧を命じ、ユダヤにはホロフェルネスが派遣されます。ホロフェルネスにベトリアという町を包囲さ…

メギド7-1メモ

1.システム周りのこと ・劣化フォトン フォトン(=:資源)が枯渇している状態という世界の設定をゲーム部分に引きずり下ろすとどうなるかという一つの案で、使い方次第で振れ幅が出るおもしろい要素だと思います。 エネミーに押しつけるような取り方をする、…

負けられない戦い

今日の王位戦。 確実に手堅く安全に詰ませられそうもないというところで、大駒3枚15点の利を生かして入玉模様に転換した判断は間違ってはいないでしょうし、もっと賞賛されてもいいと私は思うのです。今日負けたら、1-3で後がないので。 負けられないのは防…

メギドの話

難易度というか手触りというかを調整するのは、どんなゲームでも難しいところでしょう。やることなすことうまく設定できるなら、誰も苦労はしません。 メギドの今開催中のイベントは、他のとはうって変わってアイテムもオーブもたんまり手に入るので、やって…

隣の棚

ヴェイユとボンヘッファーとでは、私はヴェイユの方が好ましい。ボンヘッファーがダメということではなく、ヴェイユの方がシンパシーを持ちうるということで、その理由の一つにはヴェイユが少なくとも教会に属そうとしなかったことが確実に数えられます。集…

けぶり

風習はあちこちで異なるものですが、お盆はする相手と場所があるのなら、おおむね送り迎えをするものでしょう。 昔(幼少の頃)はお墓(送りは家の前)でわら(厳密にはわらではないにしても、わらっぽいものはわらで通じるし、各々が文脈で認識できる)を燃…

朝顔

今年は生長がすこぶる良好で、葉はもはや向こう側が見えぬ藪のようになりました。支柱のない場所へ飛び出た蔓たちは互いに巻きあって支えになっています。花の数も増えました。 立派なものです。

はこもの

本郷恵子『院政 天皇と上皇の日本史』講談社現代新書、2019 近頃、なにかと話題の新書形態であり、これまた別の方面からもなにかと話題の天皇(家)についての本。院政と銘打たれてはいますが、それを理解するにはその前後を踏まえないと効果半減なので記述…

語感言語学

「住ませ(住ませる)」という用例を見て、私の脳がバグった(エラーを出した)ので(最近の表現)いろいろ考えた結果、泥沼にはまったので放流する。 基本文法としては間違っていないが、用例や共起でエラーとなる(=:ならないもの=コンパイル可もある)…

ボンヘッファー

宮田光雄『ボンヘッファー 反ナチ抵抗者の生涯と思想』岩波現代文庫、2019 まえがきに「日本におけるドイツ現代史への関心の高さにもかかわらず、ボンヘッファーの名前は、かならずしも一般読者にはよく知られていないのではないかと思われます。」と書かれ…

百科全書、サド、アントワネット

キャロリン・パーネル、藤井千絵(訳)『見ることは信じることではない 啓蒙主義の驚くべき感覚世界』白水社、2019 当時の文化や世界認識についての本。なお、軽め(重め?)の18世紀ヨーロッパトリビア集に擬態しているとも言えます。それ目的で読んでも楽…

チーズケーキ

先日ほぼ初めての喫茶店で食べたチーズケーキがおいしかったです。チーズケーキらしさを排除しつつ、しっかりとチーズケーキであるという素晴らしいものでした。 コーヒーもおいしかったので、また行ってみようと思っています。