論理学届くにんじん

 もちろん「論理学と毒にんじん」が元々意図していたものです。うっかり変換してしまってくすっとしました。

 

 古典哲学を必修に、というような趣旨の文言を先日見かけて、気持ちはわかるけれどもそれはとてもまずいだろうし、それを言うなら記号論理学(初級)だろうなぁと思いました。

 幅があるので難しいところですが、多かれ少なかれソクラテス論法には触れることになるでしょう。そして、あれはかじった程度では、とても議論には役立たないか、あるいは有害か、よくて劇薬でしょう。ですので、整備されている論理学の方がいいと思います。そして、こちらも数学アレルギーで拒絶される未来が見える。

 

 補。ソクラテス論法の有効な転用法は佐藤亜紀『小説のストラテジー』を参照。