三島についてはあまり詳しくないものの、これに関しては三島は間違いなくそう考えるだろうなと納得できる。
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現代日本語に一番絶望したのは安保闘争のとき。「民主主義を守れ」というプラカード、その一人一人が言っている「民主主義」という意味がみんな違う。言葉がこんなに多義的に使われたら、文学なんて成り立たない。
三島由紀夫『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』講談社文庫、2019、p78
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キーワードにしてもシーンにしても、作り話のような出来過ぎの感があるが、まあ、一つのわかりやすい頂点として話題にしたのだろう。